Column

出来ているからこそ振り返る

 

先日、「劇的にコミュニケーションが深まる 短時間ミーティングのコツ!」という研修に行ってきました。そこで、教えて頂いたのがKPT法フレームワークです。

今まで、16マスのフレームワークを使って話し合うべきことを整理したり、KJ法で意見を出し合ったりしながら、課題に対して改善策を考えてきました。

しかし、このKPT法というと…課題はもちろんですが、良かったことにも目を向けます。

そして、その良かったことをさらに改善(=進化)していくことを考えていくのです。

 

【K】keep = 良かったこと(今後も続けること)

【P】problem = 悪かったこと(今後はやめること)

【T】try = 次に挑戦すること

 

 当たり前にやっていることでも、とても良い取り組みがあります。

そこに目を向けると、今までやってきたことは間違いでなかったと気付いたり、自信にも繋がっていきます。また、今後もさらに良くしていきたい・続けていきたいという気持ちにもなって良い取り組みが継続して行われることになるのです。

 そんな話を聞くと、このKPT法は、保育の中(子育ての中)でも使えるような気がしてきました。

例えば、帰ってきて靴を並べるのが習慣になっている子がいたとします。

毎日帰ったら靴を並べ、部屋に入っていきます。いつもの事なので、褒めることなく過ぎることもあるでしょう。しかし、その時に「出来た」に目を向け次の課題を知らせてもいいのかもしれません。

「〇〇ちゃんは、本当に靴を並べるのが上手ね。他の人が並んでない時は、並べてあげてね」

そう言ってあげると、もっと上手に気持ちを込めて並べてくれるかもしれません。

その繰り返しが、子どもの100%を120%に伸ばすことが出来ると思います。

横浜りとるぱんぷきんずの理念には、「無限の可能性を信じ、共に育ち合う個と公の集団」があります。

その理念のように、大人が思う100%の姿以上、無限の可能性を伸ばしていけたら素敵ですよね。 

出来たを積み重ね、自分に自信を持ち、自己肯定感を高めていく。

それが出来ると、困難な課題にも自ら向けあえるようになっていくのかもしれません。

 出来ているからこそ、振り返る。そして褒めてあげる。

子どもの課題を見つけた時、それと同じくらい褒めるところも探してみませんか?

きっと素敵な我が子の姿が見つけることが出来、ほっこりすると思います。

そうすることで、お母さんの気持にも余裕が生まれ、楽しい子育てになると思いますよ。

 

(橋本)