Column

『挨拶からはじまるコミュニケーション』

最近あった2歳の息子の話です。朝マンションの廊下を歩いていると、人とすれ違う時に、私に続いて

「おはようございます」と言えるようになりました。保育園では、受け入れや帰りの挨拶も恥ずかしがって

私の後ろに隠れることも多かったのですが、ここ数日の間で、朝も帰りも担任の先生に挨拶するようになりました。その成長に驚き嬉しくなりました。

マンションに住んでいる人は、家族層が多く、人によっては挨拶してくれる人もいれば、会釈だけの人、

何もせず通り過ぎる人など、いろんな人がいます。私も、愛想の悪い人には挨拶することを躊躇してしましたが、ここ最近の息子の急成長ぶりをみて、“親として人を選ばず挨拶をしよう”と思いました。

私が「挨拶するんだよ」と教えたわけでもなく、日頃の住民の方の姿、保育士、親の姿を観ているんだなと改めて感じ、周りの人的環境(大人の姿)を通して子どもは学んでいくことを実感しています。

 

“挨拶”は誰でもできる簡単なコミュニーションの一つです。

人との関わりの中で第一印象は見た目だけでなく挨拶をするという行動は、相手にも影響を与えます。近年他人との関りが少なくなりました。近隣にどんな人が住んでいるのかも知らないという環境が当たり前になりつつあります。しかし、そんな関係性の中でも「挨拶をしてくれる人」「挨拶をしてくれない人」では、相手にどんな印象を与えるでしょうか?おそらく、「挨拶をしてくれる人」の方が、感じがいいですよね。

 

【小さい頃から挨拶ができるようになるとどんなメリットがあるのか・・・】

第一印象が良く、相手の心に入りやすくなります。

・人との関わりがスムーズにできる力が自然に育ちます

 

挨拶は相手とのコミュニケーションの「きっかけ」です。この「きっかけ」を上手(自然)にできるようになることが、人とのコミュニケーションをとる“力”を大きく育てることになっていくのではないかと思います。

そして、ついつい恥ずかしがっている我が子に「ほら、先生におはようは?」と言っていませんか?(私も言っているのですが)子どもに言わせるのでなく、まずは家庭内で「おはよう」「おやすみなさい」「いただきます」「ごちそうさまでした」という言葉が自然と飛び交う環境を作っていくことが大切です。

(私も、この様に書いていますが、実際に忘れることが多く、息子によく「ママいただきますは?」「ごちそうさまは?」と言われます)子どもはその環境を通して言うタイミングを学んでいるんですね。

挨拶を通して、子どものコミュニケーションスキルを身に付けていきたいと思います。          

(宝田)