Column

変わっていくもの~子どもも大人も成長します~

今年度の初めに配信した「中野りとるぱんぷきんず 今年度の事業計画」を覚えていらっしゃいますか?

まさか「見てない」なんてこと、ないですよね?(笑)

その中で、中野が10年目を迎えるに当たって「今まで積み上げてきたもの、慣例になっている

ことの見直し」と書きました。

具体的な例として「生活発表会の道具や衣装、表現の仕方」というのを挙げています。

新入園の皆さんに、生活発表会を簡単に説明させて頂くと…

・マジョラムによる英語の歌

・今年のテーマを軸にクラスごと(カモミール~年長)の劇、遊戯(ダンス)

・マジョラム 学年ごとのテーマに基づいた創作劇

・その合間にテーマ(今年は「10・テン」ですよ!)に沿った、子ども達の活動を

プロジェクターで流す。

・そして最後に年長の和太鼓と、一人ひとり名前を呼ばれ、礼をして退場…

という形式です。

今まで利用してきた会場では、子どもの声(セリフ)も届きにくい、ということでCDを使った

オペレッタを取り入れています。

子ども本来の姿から言えば、子どもの間(ま)や動きに合わせて音楽が流れたり、セリフを言えたりするのが一番いいのですが、やむなくCD劇をしていました。

ただ、昨年からZEROホールのマイク機能も上がって、声を拾いやすくなったこともあるので、

今年は劇の形なども、少し変えられるかもしれません。

「見直し」という点では、発表の内容も今までとは少し違ったスタイルを考えてみるのもいいですよね。

どんな舞台を作り上げるのか、目下のところ検討中ですが、子ども達とも話し合いながら、楽しく

進めていきます。

 さて、9・10月のコラムにも「本物志向」について書きましたが、この生活発表会も「本物の

舞台」「照明」「音響」「衣装や道具」など、この年齢では普段あまり味わうことがない環境です。

子どもにとっても、舞台に出ていくドキドキ感、人前で発表する経験、特に年長児であれば最後に一人でスポットライトを浴びて、お客さんにお辞儀をする、という照れくささ。

物だけでなく、気持ちでも「本物」が育っていってくれたら、という想いで、各園外部で発表をしています。

これを経て、卒園式では一人で「大きくなったら」(将来の夢)の発表をします。

緊張と経験が子どもに自信を持たせます。

こうやって少しずつ、いろいろな経験を通して大きくなっていく姿を見ることが出来ます。

今までの育ちを思い起こせば(行事を通しても)保護者も職員も心ふるえる思いがしますよね。

さあ私達大人も負けていられませんよ~。

子どもと一緒に「無限の可能性」に向かって前進(成長)していきましょうね!    (加賀谷)