Column

~褒める・叱る~

先月のコラムでは「さりげない承認」についてお伝えしましたが、『魔法の言葉』を覚えていらっしゃいますか?

【生まれてきてくれてありがとう】です。

この一カ月で、思い出したり、何かアクションしてみましたか?

自分の気持ちや、子どもに変化はあったでしょうか?

さて、今回は「褒める・叱る」について少しお話させていただきます。

皆さんはどんな時に、何のために褒めたり、叱ったりしている

でしょうか?

褒める・叱るにもその時のこちらの気持ちや思いがありますよね。

ただ、実はどちらにもメリット・デメリットがあるのではないかと思います。

「褒める」のメリット                    「叱る」のメリット

 ・嬉しい、またやろう!と意欲が湧く          ・これはダメなんだ、と知る

 ・認められている!という自信・自己肯定感が育つ        ・迷惑なこと、がわかる

「褒める」のデメリット

 ・褒められないとやらない(褒められるためにする)

 ・ご褒美がエスカレートする(○○するから~して!)

 ・失敗を恐れるようになる(出来なかったら褒めてもらえない)

 ・指示待ちの子になる(失敗を恐れて決めたところを進んでいく)


もちろん叱ることも必要な時はあります。

それはルール(迷惑行為・暴力・いじめ・差別など)が守れない時…

でも『感情的に怒ることは百害あって一利なし!』です。


感情的にならないために…

1・「When~のとき」で起きていることを言い、
2・「I feel~と感じる」で自分の気持ちを伝え、
3・「Becauseなぜなら~」なぜ自分がそう感じたかを説明します


まずは自分も落ち着いて、この流れで話すと効果的に伝えられると思います。

子どもも実は良くないこととわかっていて、やってしまう時に叱るのであって、そもそもそれが

良くないことだと知らない場合は、叱るというより教えることですね。

子どもは知らないことが、まだまだたくさんあるわけですから、教わったり、認めてもらったり

しながら成長していきます。

次回は「勇気づけ」についてお伝えします。
                                           (染谷)