~さりげない承認~
突然ですが、皆さんの子育ての最終目的は何でしょうか?
それぞれのご家庭で、「こんな風に成長してもらいたい…」というイメージはあるかと思いますが
最終的には「自立した大人」になって欲しいのではないでしょうか?
この、「自立した大人」に求められる資質には、どんなものがあるかというと…
例えば、『勇気・責任感・協調精神』などがあげられます。
それを培うためには、まずは、
『充分に愛されている』『ありのままを認めてもらえている』『いつも励まされている』
という無条件の愛をたくさん受けていることが大前提です。
この3つがあることで、
自尊感情(自分をありのままを受け入れる感情)や、自己肯定感(自分を肯定的に受け止める)、つまり
「今の自分で大丈夫!」という自己承認が高まります。
この自己承認が高まることで「チャレンジ精神」や「挑戦して失敗しても大丈夫」と思える気持ちを持つ
ことが出来るので、子どもも可能性がどんどん広がっていきます。
さてここで子どもの可能性を広げるために、子育ての中でぜひやっていただきたいことがあります。
それは、「さりげない承認」です。
さりげない承認とは…
言葉がけ・ハグ・話を聞く(いいね。悪いね。と評価はせず「そうなんだ~」とただ聞いてあげる)など子どもは、何かが出来たからすごい!という行動の評価では、本当には満たされないんです。
テストで100点を取るよりも、勉強を頑張っていた過程を認めてあげるようなイメージです。
(100点を取ることが出来なかったのは、子ども自身が十分わかっていますからね…)
それよりもその子の存在そのものを、「さりげない承認」で、日頃から認めてあげて下さい。
もし「すごい!」と伝えたいことがあれば、事実をありのままに伝える=「100点取れたね!」と
言ってあげればいいですね。
次回は「誉める・叱る」についてお伝えします。
(染谷)