Column

~心豊かな子ども達へ~

先月、アメリカミネソタ州で1人の黒人男性が警察官によって、命を奪われました。

このことがきっかけとなり、「人種差別だ」と、アメリカを中心に大規模な暴動やデモがおこなわれた

というニュースが話題を呼びました。

私はテレビで、抗議する人々がスーパー等に入り大量に物を盗む、閉店中のお店のドアを壊し品物を

盗んでいる映像を見ました。

一つのきっかけでこのような出来事になる原因として「人種差別」が根底にありますが、今回、改めて

そのことについて調べました。

そこでは多くの著名人がSNSを通して「black lives matter」という文字を発信していました。

black lives matterとは、アメリカにおける黒人差別を批判するスローガンです。

日本語では「黒人の命は大切」というような表現になります。

約400年前からこの差別問題は存在し、今はだいぶ変わってきましたが、2020年になった今もこの

問題と戦っている人達がいます。

目を覆うような映像がネット上に上がっていたり、想像出来ないような差別を受けていた現状があり

ます。

ここで私が知った情報は、長い歴史の中でほんの一部で、まだまだ知らないことがたくさんあります。

この事件をきっかけに “考える時間”を与えてもらった気がします。

現在、東京ではたくさんの国の人々が暮らし、海外からの観光客もとても多く、子ども達も日本人だけではなく様々な国の人と触れ合う機会も増えていると思います。

将来子ども達が暮らす未来は、私達が10年前には想像出来なかった今があるように、想像出来ない

くらい発展していることでしょう。

そう考えた時に、私が子ども達に伝えることは、

★一人ひとり違った人間で、考え方もみんな違うこと

★自分の意見を言うこと

★人の意見を聞いて受け入れること

そして子ども達には「差別」という言葉ではなく、「認め合う」ということを伝えていきます。

園では、あるて・心育・テーマ活動など「心」が育つプログラムをおこなっています。

子ども達が友達との遊びを通して、また主体的に活動する中で「嬉しい」「楽しい」、時には「怒る」

「悔しい」など、さまざまな感情を経験します。

いろいろな経験の中で、他者を避けるのではなく「対話」することで物事を解決したり、他者を認め、

自分を認められる子どもに育ってくれることを願っています。

 先に挙げた差別問題は、すぐに解決するようなことではありませんが、私達が出来ることを考え、

行動していくことで、子ども達の未来が少しでも変わっていったらいいですね。

 (中川)