~スポーツから学ぶこと~
スポーツから学ぶこと
アジア初の開催地となる日本での「第9回ワールドカップ」を観戦された方も多いのではないでしょうか。日本代表は史上初めてのベスト8になる快進撃を見せ、各地で盛り上がりましたね。ラグビーのルールを知らなかった私も、どのようなスポーツなのかを知り、日本代表の人間力の高さも聞き、選手達を注目する機会となりました。
そしてチームとしての代表達を、ワクワクしながら観戦しました。チームスポーツに言えることですが、ラグビーも『多様性が魅了のスポーツ』です。ポジションごとに明確な役割があり、身体の大きな選手、小さな選手、足の速い選手といった「互いの違い」「個性」を尊重し合います。
皆で戦略を立て、あとは個々人の裁量と判断に委ね、目標に向かっていきます。人間は、気持ちが高ぶったり、集団で気持ちが一致すると相乗効果でいつも以上の力が発揮出来る、というのを聞いたり体験したことはないですか?今回のラグビーも、まさにそれを目の当たりにさせて貰いました。
あんなに闘志むき出しで激しい戦いをするスポーツですが、試合終了後は互いに称えあい、尊敬と謙遜を持って労をねぎらい、頑張ったことを認め合う。こういう終わり方も初めて知り、感銘を受けた人も多かったと思います。人間性を感じさせるスポーツでしたね。さて、先日の運動会は来年の東京オリンピックに先駆けて『ぱんぷきんずぴっく』としました。
「運動を親子で楽しむ一日にしたい」という想いでテーマを決めました。運動会や日頃の活動(運動や集団遊びなど)を通して、子ども達は下記のような経験をしていきます。
*ONE for ALL ALL for ONEの精神
*こつこつ一生懸命に練習(準備)することのすばらしさ
*理不尽の存在
*リーダーシップの発揮の仕方
*感謝の気持ち
運動会の種目では…
かけっこは個人で走る、遊戯は友達と心を一つにして表現する、親子競技では親子で力を合わせて競技し最後には勝敗がある、などさまざまな要素が含まれています。本番までにリハーサルを重ねることで、段々上達していく自分達を実感したり、勝敗では毎回勝てるわけでなく“勝つ嬉しさ”“負ける悔しさ”を経験します。年齢が上になると、意見交換しながら遊戯を完成させたり、自分の想いを意見として言う機会も出てきます。
友達が頑張る姿を見て、自分も一生懸命取り組む、という相手への礼儀や、互いを尊重し感謝し合うことも学びます。今後も運動や集団遊びを通して、お互いの存在を認め、考え方や個性を受け容れ、寛容な心が育まれていくことを願っています。