Column

~はじめての生活発表会~

生活発表会はいかがでしたでしょうか?

大きな舞台にスポットライトを浴びていつもと違う場所での発表は大人でも緊張をすると思いますが、当日の子ども達は舞台裏でも他のクラスのダンスや劇の音楽に合わせて体を揺らしたり、手拍子をしたりと笑顔で出番を待っていました。朝に涙する子もいましたが、練習してきた自信と友達から『一緒にしよう』という声でステージに立つことができました。

当日の堂々とした振る舞いや友達同士で協力する姿など、1年間の子ども達の成長を感じることが

できて職員もとても感動しました。

全員で作り上げていく過程で大人が主導になりすぎないように、子ども達の意見を尊重しながら

たくさんの“できた”が増えていけるようにかかわっています。

少し難しいことに挑戦していく子ども達はすぐにはできないかもしれませんが、何度か繰り返す中で

できることを知っていきます。

友達の姿を見たり、自分で何度も繰り返してみたり・・・その中でどうすればできるようになるかを

考えることもとても大切な時間です。日頃の保育、練習の中でも子ども達の自主性や自立・自律を尊重しながら自己肯定感が持てるようなかかわりを大切に『自分が正しいと思う道を行きなさい!誰かの役に立つことが、必ず自分に返ってくるから…諦めないで!』とメッセージを送ってしまいます。

『未来は素晴らしい!世界は君達のものだよ!』そういう理想を語って、子どもには勇気を持って

生きていって欲しいものです。これは保護者の皆さんも、同じ気持ちだと思います。

子どもが本当にそうなるために“自分の足でしっかり立って歩いていかれるように”導いていき

『自分は自分で大丈夫!』という自己肯定感を高くもってほしいと考えています。

 

それには私達大人は…

・まずは自分も“自分の力でしっかり立つ”

・正しいことを教える

・手や身体を使って、いろいろなことを経験させ「出来たね」と認め、共感して、自信をつけさせる

・ただ、過保護になりすぎないように接する時も必要

→毎日園で頑張ってくる子ども達なので、甘えられる時間も必要です。甘えられる場所があるから

 子ども達は頑張れます。バランスが難しいですね。

 

会の中で流した動画では1年間の様子を写真で見ていると一人ひとり、できることがたくさん増えて

お兄さん・お姉さんになった“今”を感慨深い思いでいっぱいになりました。

子ども達の興味と関心を引き出しながらたくさんの“できた”で溢れていくような保育を計画して

“楽しい”からもっとやりたいと個々の個性に合った環境設定をしていきます。

園として今後に向けて見直すところもあり、試行錯誤ではありますが、“子ども達の輝く未来のために”

“子ども達にとって”を念頭に職員も保育をおこなっています。

若い職員が多く至らない点も多々あるかもしれませんが、アイディアを出し合いながらまっすぐに子ども達と向き合い、子どもと一緒に成長していこうと奮闘しています。

これからも保護者の皆さまと子ども達の未来が輝かしいものになるように日々の成長を共に喜び合い、

時には悩みながら一緒に子育てができたらと思っています。             (北嶋)