2023年2月 「癸卯の年」

    今年は『癸卯(みずのと う)』年です。
    十干十二支(じっかん じゅうにし)の暦で、60 年に一度、回ってきます。
    だから60 歳『還暦』=暦が回ってくる、ということですね。
    さて、『癸卯』はどんな年か、というと…
    「種がエネルギーを貯めて発芽し、芽吹き、グングンと成長して実り始める」
    だそうです。
    何だか、力強くていい運気という感じがして嬉しいですね!
    因みに60 年前の癸卯年の世界情勢を見てみると、いろいろなことが起こりました。

    私が特に関心を寄せたのは…
    ◎ケネディ大統領の暗殺

    ◎ベトナム戦争
    ⇒この年が開戦、という『宣戦布告』がなく始まった戦争で、長期化し、約150 万人という
    大勢の人が亡くなりました。
    しかも【枯葉剤】が使われたことで、何年も後遺症が残った戦争でした。

    ◎キング牧師の『私には夢がある』
    ⇒自由を求めて行ったワシントンの行進で、「いつの日か、自分の子どもたちが肌の色で
    なく、人格によって評価される国に住むという夢がある」と演説しました。
    人種差別を巡る抗議活動が広がり、大統領選挙における投票の重要性のほか、行動主義と
    黒人市民権運動との関連や、銃による暴力などにも焦点が当てられました。

    ◎また国連総会は「あらゆる形態の人種差別撤廃に関する宣言」を採択。
    宣言は、【すべての人は基本的には平等である】とのべ、『人種、皮ふの色もしくは種族的出身に基づく人間間の差別は世界人権宣言に掲げる人権の侵害であり、国家間および人民間の友好的かつ平和的関係に対して障害となる』ことを確認しました。
    センセーショナルだったり先進的なニュースを挙げましたが、60 年経ってさまざまなことが良い方向に進んでいますね。

    歴史とは離れますが、子どもにとっての【幸せ】は親の関りが一番大きいと言われています。
    ちょっとドキッとしますが、確かにそうだろうな…とも思います。
    【子どもの幸福度ランキング1位】のオランダでは、『頭のいい子』というより『明朗でのびのびした子に育って欲しい』と思う人が多く、小さい頃から『人として対等』に向き合うそうです。
    そこで子どもに考えさせたり、本人の意向を聞いたり…それを辛抱強く待つ余裕があります。
    さすが、民主主義が沁み込んでいる国ですね。
    そして毎日、親が楽しそうに生きているのを見れば、子どもも自然と幸せ感いっぱいになります。
    いずれにしても【今年はいい年にしよう!】と親子で考えて、計画を立てたり、お互いに楽しく過ごすことが、いい年になるのだと思います。
    「陰陽五行思想」(いんようごぎょうしそう)では、【一年は立春から始まり節分で終わる】そうなので、2023 年も2月4日からスタートする、ということです。
    まだ【今年やりたいこと!】を明確にしていないのなら、今からでも遅くないですよ!(加賀谷)

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