2021年12月 「【自己肯定感ってどうやって育むの?】」

    【自己肯定感ってどうやって育むの?】

     人との関わりの中で嬉しい気持ちや悲しい気持ち、思いやる気持ちなど、さまざまな感情、気持ちの

    整理の仕方などを身に付けていきます。

    その中で今回は『自己肯定感』について話します。

    自己肯定感とは何かというと、その文字通り自己を肯定すること。

    「自分は生きているだけで価値のある存在なんだ」「必要とされている」など思う、前向きな感情のことを言います。

    自己肯定感を高めることが大切、とよく言われますが、なぜ大切なのかお伝えします。

    まず、自己肯定感が低いとどうなるのでしょうか?

    小さな失敗で自信を失ったり、自分はダメな人間なんだと思い込んだりして、落ち込んだ人生を送り

    やすくなります。

    反対に自己肯定感が髙い人は、そのような自分も受け入れながら、楽しく明るい人生を送ることが出来ます。

    子ども達にも、もちろん後者になって欲しいと思いますよね。

    自己肯定感が芽生えるのは、学習したい気持ちや思いやりの気持ちの土台となっている「幼少期」です。

    その時に特に大切にしたいのが、親子の関わりです。

    どのように褒めたか、注意したか、関わったかによって、その子が自分を認める気持ちに大きく影響

    する、と言われています。

    どのように関わるべきか、難しそうと思うかもしれませんが、簡単な魔法のフレーズをご紹介します。

    ★1つ目★ 子どもが言ったことを繰り返す

    子ども「痛かった」

    大 人「痛かったのね」

    とまずは子どもの気持ちに共感していくことが大切です。繰り返してもらうことで、

    「お母さんも同じ気持ちなんだ」と安心します。

    ★2つ目★ 何か上手く出来ない場面でも、まずは気持ちを受け止める。

    靴下が上手く履けなくて泣いてしまったとしても「履けなかったの、頑張ったね」と

    子どもの気持ちを代弁してあげます。

    更にスキンシップを取りながら話をしていくと、より安心感が持てます。

    気持ちが落ち着いてからどうしたら良かったか、一緒に考えたり、伝えたりすると

    自己肯定感を下げずに済みますね。

    私達保育士も、関わり方を振り返ることが必要です。

    お当番さんやお手伝いなどを通して、「ありがとう」

    「手伝ってくれて助かったよ!」など、感謝の気持ちを伝え、認め、

    自己肯定感の育つ時期を大切に関わっていきます。               (岩田)

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