Column

男性保育士研修

先日のコラムでも法人研修について載せましたが、清香会では子どもの発達について

学んだり、子どもたちの見本として相応しい大人になれるように人間力を高めるなど、

日頃からさまざまな研修を行っています。その中に、『男性保育士研修』というものも

あります。法人の男性職員が定期的に集まり、保育業界とはまた違った一般企業の方を

講師として招きお話を聞いたり、『男性保育士の役割』などテーマを決め、ディスカッ

ションしたりしています。

その中で、『男性保育士に求められているもの』というテーマでディスカッションを

行った時に、

 

・ダイナミックな遊び

・防犯対策

・力仕事

・父親としての役割

 

などが挙がりました。上記に挙がったものは男性保育士ならではの特徴でもありますし、それぞれとても大切なものだと思います。その中でも私は、「父親としての役割=子どもにとっての規律・模範となる存在であること」が特に大切だと考えています。

私事ですが、現在一歳半になる息子がいます。子どもの成長は早いもので、素早くスタスタと歩くようになり、だいぶ言葉も話せるようになってきて、机の上に乗ってみたり、水をわざとこぼしてみたり、本棚や洋服棚をひっくり返すなどが最近の彼のお気に入り

です(笑)「やめてね」と話すと、「やぁや(いやだ)」といつもそっぽを向かれてしまいますが、それでも私はわかってくれるまで向かい合って伝えます。「まだ一歳半なのに

そこまで言わなくても」と思われるかもしれません。しかし、子どもがしてはいけない

ことをしてしまった時には毅然とした態度で伝える。子どもが何かを成し遂げた時には、一緒になって喜びを分かち合う。大切なのは、子どもに常に向き合い全力で関わっていくことだと思っています。

これは、保育園でも同じです。保育園は、子どもたちにとっての第2の家庭ともいう

べき大切な場所です。

家庭にお父さんとお母さんがいるように、保育園に男性と女性がいる。

家庭にお父さんとお母さんの役割があるように、男性ならではの役割がある。

そういった環境が、乳幼児期の子どもを形成していく中で、良い価値観を与えられると

思っています。

今後も研修等をはじめ、さまざまなことを学びながら、子どもたちにとっての見本と

なれるよう、日々成長していきたいと思います。(中野)