Column

未来に希望を

最近テレビやニュース、雑誌で頻繁に取り上げられている“SDGs”をご存知ですか?
「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略で、2015年の国連サミットで採択され、2016年から2030年までの15年間に達成すべき目標を掲げたものです。
貧困に終止符を打ち、地球を保護し、すべての人が平和と豊かさを享受できるようにすることを
目的として、具体的に17の目標が挙げられています。 

これに対して私達は何が出来るのか…それは、まずは知らせることではないでしょうか?
この目標の中には、【飢餓をゼロに】や【安全な水とトイレを世界中に】など日本ではあまり身近な問題となっていないものもあります。
ですが、世界では清潔な水を手に入れることが出来ず、感染症で命を落としてしまう人々がいたり、食べるものが十分になく、飢餓やそれに関する理由で亡くなる人の数は年間900万人もいる、と
言われています。
私達には当たり前のことでも、当たり前ではない人達がいる。
そのことを伝えるだけでも、『食べ物を大切にしよう』『水を使いすぎないようにしよう』と思う
きっかけになります。
ゴミは分別し、リサイクルすることで【住み続けられる街つくりを】、他人と自分は違い、世界にはいろいろな考えの人がいる、一人ひとりを尊重し【人や国の不平等をなくそう】など伝えられる
ことはたくさんあります。
このように、園で実際に取り組めることを子ども達と考え、実践していきます。
 2030年、AI技術は今よりも発達し、今ある職業の多くをAIが担うと言われており、SDGs
達成にも必要不可欠とされています。
例えば、食材の消費量の統計を学習させ、必要な分だけ食材を届けることで食材の廃棄量を減らすことが出来たり、一人ひとりに合った学習を提供し、質の高い教育を受けられたりするそうです。
この【質の高い教育をみんなに】ですが、園では出来るだけ本物に触れ、実体験や自分で考えて
行動することを大切に保育しています。
自分のやりたいことを尊重することで、想像力はより豊かに、探求心は強く、意志を持って行動
出来る大人へと成長します。
だからこそ、未来を担う子ども達の成長を少しでも助けられるよう、私達も学び、質の高い保育を目指していかなければと考えています。
(岡先)