Column

【休園、今私達に出来ること】

新年度を迎えて約2週間で休園。

コロナの影響は「感染」だけでなく、人とのつながりをも少なくしていくものだと感じています。

子ども達が少しでもご家庭で楽しめるように・・・という想いを込めて動画を配信させていただいておりますが、いかがでしょうか? ご家庭での保育でお仕事のご都合をつけてくださった方、また子ども達も外にあまり出られない状況で、さまざまな気持ちの変化が出ていることと思います。

少しでも早くこの状態が改善され、子ども達と一緒に過ごせる日々になるよう願うばかりです。

そのような中、今の私達に出来ることは、「自己の健康管理」「正しい知識」「相手に移さないための行動の配慮」のほか、5月にはまた笑顔で子ども達と生活が出来るように、さまざまな準備をしていくことです。

私達職員も休園してからテレワークをしてきました。「保育士がテレワーク??」と最初はどの

ように進めていいのか、まったくわからず、模索しながらのスタートでしたが、休園になる前に職員一人ひとりが「家でどのようなことが出来るのか?」を考えました。

「子ども達が楽しめるようにペープサートやパネルシアターを作りたい」

「モンテッソーリの教材を作りたい」

「さまざまな手遊びや体操、遊びなどのレパートリーを増やしたい」

「保育や遊びの展開のバリエーションを増やしていきたい」など…

それぞれが自分と向き合い『今の自分に出来ること』を考えました。

そしてテレワーク初日から毎朝zoomを使用して朝ミーティングをすることにしました。

会議をすることで「それぞれの体調はどうか?」「今日の一日の仕事内容は何か?」「何か困ったこと悩んでいることはないか?」等、実際に会えなくても画面を通して職員同士が交流を持つことで安心感が生まれ、「子ども達のために今できることのベターを取り組もう」という意欲につながっています。

また、園が再開して子ども達が困らないように、

・行事に向けての話し合い

(今の状況で開催をどうするか?検討しないといけないが、開催するならこのような方法がいいのではないか? 行事を開催する目的の共有、もし開催できないのであればどうするか?)

・クラスの会議

 (各クラスの4月の保育の評価・反省 また5月再開に向けての保育内容の共有)

・代表者会議

 (クラスリーダ、統括リーダー、主任、マネージメントリーダー、園長で園運営について、また今後の保育園のありかたについて)

・リスクマネジメント会議

 (子どものケガや事故について事例をもとに検証し同じようなことが起きないような取り組み)

等、話し合いも多岐にわたっております。その他にも、職員との面談を行い個々の職員のフォローも行っています。

また、法人としても、毎日ZOOMで園長幹部会議を行い、意見交換や今後の対応について話し合うほか、大江統括園長の研修をオンラインで実施する等、法人としても今出来ることを考え、実践しています。

「ステイホーム」で窮屈な毎日でしょうが、この状況を乗り越え元気に皆様にお会い出来る日を楽しみにしておりますので、皆様もどうぞお元気にお過ごし下さい!                       

(谷本)