Column

AIの台頭と、これからの教育のあり方

 先日テレビを見ていたら、AI化の最新技術の特集をやっていました。

AIが医師のサポートをしたり、AIだけで200種類の料理を作るようになったり…

コンピューターの技術革新がすさまじいスピードで進んでいて、驚きを隠せませんね。

オックスフォード大学の研究では、あと10~20年以内に、今ある47%の仕事がAIに

とって代わられるだろうと言われています。

その、なくなるであろうと言われている職業は、『受付員』『駅員』『事務員』『銀行の窓口』など100種類です。

AIが代行する仕事の特徴として、以下の2点が挙げられます。

・人よりもAIの方が正確にできる、作業効率が上がる

・単純な繰り返しの作業

逆に、AIに奪われにくい職業としては、『アートディレクター』『職人』『クリエーター』

『保育士』などが挙げられています。

AIが代行出来ない仕事の特徴として、以下の2点が挙げられます。

・コミュニケーション力

・クリエーション力(創造性)

他人の気持ちに寄り添ったり共感する心、経験に基づいた豊かな発想力や想像力、状況に

合わせた適応力や決断力…

いずれもベースになっているのは直観です。

そして、直感は経験や体験を通して身に付きます。

では、園生活ではどのような体験が必要でしょうか? 例えば…

友達とのかかわり…他人にも気持ちがあること、自分の気持ちを伝えることや話を聞く

ことの大切さを知る。

異年齢活動…年下の子を世話することの喜びや、年上の友達に対して憧れの気持ちを持つ。

あるて…五感を通し、自分の感じたことを絵や造形などさまざまな手法で表現する。

その他にも、モンテッソーリ教育、楽器遊び、さくらんぼリズム、IQパズル、制作など、さまざまな活動を通して子ども達は学び、成長していきます。

今後は益々自ら考え行動する=自立が欠かせませんね。

子どもの生活全てが自立へと向かっていますが、園生活一つひとつも自立に繋がる活動になっています。

20年後の時代を生きる子ども達が幸せであるために、私達職員が考えることは…

たくさんの体験が出来る保育、そして常に時代を見据えた保育を提供する、ということです。 
子ども達の笑顔のために、努力していきます。              (中野)