2021年11月 「エデュテイメント ~遊びながら学んで生きる力を身につける~」

    今年度、法人の事業計画の重点項目に「エデュテイメント」をあげています。

    エデュテイメントとは【edutainment = education + entertainment】

    エデュテイメントとは、教育の分野では随分前から使われている言葉です。

    「エデュケーション(教育)」と「エンターテイメント(娯楽)」を合わせた造語。つまり

    「子ども達が遊びながら学ぶことで自主的に知識を身につけていく」という体験のことです。

     

    エデュテイメントが体験できる施設

     ・キッザニア

    ・鉄道博物館

    ・サファリパーク

    ・国立科学博物館  などなど

    以上はほんの一例です。全国津々浦々楽しく遊びながら学べる施設がたくさんあります。

    園の中のエデュテイメント

     園生活にもさまざまなエデュテイメントがあります。例えば子ども達が大好きな『クッキング』。

    「作って・食べて・楽しい」活動が目的をもつことで、エデュテイメントになります。

    今年度5歳児はテーマの『和』にちなんで、郷土食のクッキングを行っています。実際に調理の

    手順を知るだけでなく、その地方の文化についても学んでいます。

     お散歩では「交通ルールを守る」「地域について知る」などの目的をもって出かけています。

    ネイチャーゲームでは自然に触れ、多くのことを発見するなど、園内では体験できないことを

    学びにつなげています。

    モンテッソーリ教育の中のエデュテイメント

     モンテッソーリ教育の中にもたくさんあります。その中でも特に、算数教育の分野はエデュテイメント色が強いかもしれません。子ども達は1・10・100・1000という数に触れていきます。

    そして4桁の演算を教具を使って行います。実際に理解はできなくても、概念を学んでいきます。

     例えば算数教育の「割り算板」。就学前に割り算が必要なのか?と思うかもしれません。

     しかし、モンテッソーリ教育で使う「割り算板」は小学校でのやり方とは違います。小人さんに同じ数のビーズを分けていくというものです。
    やり方はとても簡単で、この1コずつビーズを分けるという繰り返しの活動が子ども達は楽しいのです。これによって割り算の意味、

    「分けること」を遊びながら理解していきます。

    一年の集大成「アクティブラーニング(テーマ保育)」「生活発表会」

     一年間継続して取り組んでいるテーマ保育がまさにエデュテイメントです。そしてそのテーマ保育での学びを発表する場が生活発表会です。その学びを子ども達と考え、話し合い、作り上げ、そしてエンターテイメントとしてお客様に伝えていく。

    そのような会にできればと考えております。(飯塚)

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