Column

夏の風物詩から

夏の風物詩から

 

毎年異常気象だと言われますが、今年の暑さは本当に凄まじいですね。酷暑の夏でしたが、楽しい夏の思い出は出来たでしょうか。

私は息子と高校野球を観に甲子園に行きました。昨年までは外野席は無料で出入りが自由だったのですが、今年の春からは有料になり、チケットがないと入れなくなりました。準々決勝は土曜日・地元の大阪と兵庫のチームが出る、という好条件が重なったからか、朝の530分にはすでに球場前は人でごった返していました。私達は2時間並んで無事チケットを手に入れましたが、630分には満員御礼の表示が出されていたので買えなかった人も大勢いました。試合はというと、どの試合も好ゲームで並んだかいがありました。

今回は特に秋田県の金足農業高校が大いに大会を盛り上げました。県立でしかも農業高校が甲子園で勝ち進むのは極めて珍しいそうです。関連ニュースを観ていたら、このような記事を見つけました。

 

秋田県勢は13年連続初戦敗退など低迷していたが、県を挙げて復活を目指してきた。8年間の強化プロジェクトが終わる今年、「甲子園4強」の目標を見事実現した。「県高校野球強化プロジェクト」は、2011年に県教委や県高校野球関係者が一丸となり立ち上げた。県外の強豪校や社会人チームの監督経験者をアドバイザーに招いて、各校の指導者が最新の野球理論や練習法を共有したほか、県外の強豪校の招待試合も県大会上位校と開催した。さらに中学生向けの指導や小学生と高校生の交流会を開くなど野球の競技人口の裾野拡大にも努めた。
 厳寒の「田沢湖合宿」など独自の特訓で知られた金足農もプロジェクトへ積極的に参加した。今年6月にはアドバイザーで元日本新薬監督の前田正治さんが同校を訪れて指導した。プロジェクトが始動した11年には能代商(現能代松陽)が3回戦進出。15年は準々決勝で秋田商が3-6で仙台育英に惜敗するなど着実に成果が出ていた。

※河北新報 8月19日号より抜粋

 元々県内では強豪校として知られていましたが、ここまで強くなったのにはこのような県を挙げての取り組みがあったのですね。でも何より彼らを見ていて感じたのは、練習に裏打ちされた自信と、仲間を信じることの素晴らしさです。「たくさん練習したから決める自信があった」「あいつは一番練習していたから決めると信じて走った」など、チーム全体が信頼関係で結ばれ、試合ごとにそれが強くなっていると感じました。

 私達『荻窪りとるぱんぷきんず』も常々チーム力ということを意識しています。清香会も秋田県と同じように、チーム力向上に法人をあげて取り組んでいます。チームとは共通の目的の達成や成果を生み出すために集まった集団のことだと考えると、子ども達の健やかな成長を願うことにおいて、保護者の皆様と私達もチームです。チームにはコミュニケーションと信頼関係が不可欠だと思いますので、そのことを

肝に銘じていきます。最強のチームになれるよう

これからも邁進して参ります。

ご協力の程よろしくお願いいたします。

(飯塚)