Column

【子どもの発想っておもしい】

【子どもの発想っておもしろい!】

 

 昨年度の11月から法人で取り入れている1Qパズル。みなさんは、どんなものかご存じですか?

 

1Q(いっきゅう)パズルとは、数・図形・思考力を成長させる幼児算数講座です。モンテッソーリ教育の中でも数の分野があり、具体的な量物を使って概念を知るという活動が多くありますが、IQパズルでは数の概念以外に空間認知や仮設思考・紐通し・迷路などモンテッソーリ教育のカリキュラムにはないものもあります。

これからの教育はアナログ(体験型保育)とデジタル(ICT 教育)の両方の視点が必要だと考えているため、このような活動を取り入れています。

活動の内容は映像とプリント(数・図形・空間認知・比較・推理など)と教具を使い、毎回レベル

アップしながら進めています。

 

さて、今年度も取り入れてから早2ヶ月が経ちました。はじめは少し難しそうな表情を見せていた子どもたちも、回数を重ねるごとに理解が深まってきたようで「わかった!」という声が聞こえてきたり問題を解くスピードも速くなってきました。また、「次はいつやるの?」と楽しんで取り組む様子も見られています。

1Qパズルの中で、プリントを終えた子がおこなう活動があります。それは、さまざまな形を使っての絵画です。

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みなさんはこの図形一つを使ってどんな絵を描きますか?わたしは専ら図形を使って絵を描くということは苦手なのですが…子ども達はいつもノリノリ。「何を描こう?」と悩む暇もなくすぐに鉛筆を手に取り、夢中になって絵を描いています。

はじめて1Qパズルの活動に参加したとき、「先生、見て!」と見せてくれた絵を見てビックリ。ひまわり、迷路、時計、忍者など「この形をこんな風に使うのか!」と子ども達の発想力に驚いたことを覚えています。年少・年中・年長と学年によっても絵の描き方や表現の仕方が異なるのもおもしろいなと感じました。「これをね、こうやって…」と絵の説明をする姿や、完成した絵を嬉しそうな表情で見せてくれる姿にほっこりした気持ちになります。

 この絵画活動も、想像力や発送発想力を豊かにするという目的があります。今後もさまざまな活動を通して子どもの興味・関心を広げていきます。

(大屋)