Column

『RAKUTENがくれたもの』

新年、家に帰りポストをみると宅配便の不在票が連日入っていました。自宅にはたくさんの段ボール箱が大きいものから小さいものまで………あれ、どこかで似たような文章が……… あ!! 楽天さんだ(9月のコラムでは尾池先生が同じような経験をしていたのを思い出しました)本当に世の中便利になりましたよね。今までの自分では考えられないです。物を見て買わないと気が済まなかったのですが便利さを知ってからはスマートフォン一つで簡単に物が買えてしまうなんて。便利になったことに感謝しながらお話の続きをします。

菊池、SUP(Stand Up Paddlesurfing)をはじめました。

保育士になってからここ数年毎年、「なにか新しいことを始める」をテーマに取組みをしています。それは今までの人生の中で触れてこなかったことを中心にです。少し例を出しますとトランペット、カヤック、リトミック、などです。新しい環境に身を置いて新たな刺激を受け新しい自分を作るということです。今年度、テーマがなかなか決まらすに秋になり、自然が大好きなことで海の世界に飛び込みました。

 やってみようと決めるとまずはスマートフォンを片手にyoutubeで動画検索でSUPの閲覧、パドルを漕いで自然の中をクルージングしたり、スピードを競ってレースしたり、波に乗ってサーフィンしたりとさまざまな方法があることが分かりました。

その調べた中で驚いたのが自分の中でSUPとは海で行うものと思い込んでいたのですが調べてみると湖や川など、水があればどこでも行っていました。そして調べていくと東京都心にある神田川、墨田川などをクルージングしてお茶の水や日本橋などにも行っている人もいました。たくさん調べていくとSUPへの期待感が高まってしまい季節は冬なのにすぐにでも「やりたい」という気持ちが湧いてきて、今度は道具を揃えなければと思いスマートフォンを片手に楽天や、Amazonのサイトやどのメーカーが良いのか調べを進めていきました。全てがそろい、いざやれ状況になったのが1月の中旬で、極寒の海に入るのにはかなり抵抗があったのですがそこは「やりたい」が勝り、海へレッツゴー!!無事に入水しました。その時感じたことは………え?意外と暖かい あれ、一年中半袖で子ども達と過ごしている自分だから?とか今日は暖かいのかな?と思いましたが、空からは雪が舞っている寒い日でした。むしろ、海の中の方が暖かいことを体験しました。

 SUPを画像だけでみていると簡単そうにみえてクルージングしているだけだとすぐにできると思っていたのですがその日は波風が少し強く立つだけでも一苦労で土踏まず周辺の筋肉をものすごい使いバランスを取っていることに気付きました。そして、新しい運動を始めると普段使っていない場所の筋肉を使用するので慣れていない事にも気付きました。新しいことを始めるとたくさん調べてり、さまざまな発見をたくさんすると思うのですが、この気持ちは子ども達にも通じるのではないかと思います。子ども達も日々の生活の中で新しい事の発見の連続ではないでしょうか。それをやってみて、繰り返して、そのことを深めるために調べて発展させなどまさにモンテッソーリの「文化」ではないかと思いました。みなさまも新しいことを始め子ども達と同じ気持ちになってみませんか。それでは大自然に行ってきます。みなさまも新しい世界にいってらっしゃい。
(菊池)