Column

日々学び、日々成長 
~共に刺激し合いながら~

在園児のみなさんは、ご無沙汰しております。
新入園児のみなさんは初めまして。
4月半ばより仕事復帰をしました。
子ども達と関わりながら保護者の皆様が安心してお仕事できる園作りを目指していきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

新入園児の子どもたちも随分と園生活に慣れてきたころでしょうか?
お部屋に行くと、先生に抱っこされて絵本を見ていたり、お友達と教材に取り組んでいたり・・・
たくさんの笑顔がみられるようになりました。
一年間、現場を離れていて改めて感じたこと。
当たり前ですが、子どもたちがとても成長していたことに驚き、何だか嬉しくも感じました。
歩くのが上手になっているお友達、お家での様子を楽しくお話してくれるお友達、自信を持ってバイキングをしている姿。
その一つひとつから、子どもたちがこの一年間でいろいろなことを学びとり、
「自立」「自律」へと成長しているんだなあ~と感じました。

私の息子も7ケ月になりました。
産まれてすぐは、それはそれは、本当に大変な毎日でした。
なんで泣いているのか? どうしたらこの子は気持ちが落ち着くのか? 本当にわからずに・・・。
私自身も保育士を20年以上しているので、「産まれてきたら何とかなる。大丈夫」とたかをくくっていました。
でも実際は想像していた日々とは全く違う毎日を過ごすことになりました。
どう関わってあげればいいのかわからず、毎日涙していたように思います。
それがいつも一緒に過ごしているなかで、なんとなく欲求がわかり始め、
何をしてほしいのか余裕を持って関われるようになってきました。
今、思えば新生児期になんで私はこんなに悩んでいたんだろう?と思うこともあります。

今、彼も保育園に通い、日々 いろいろなことを吸収して帰ってきます。
よく「こんな小さな頃から保育園にいれて可愛そう」と言うような声もありますが、
私はそうは思っていません。保育園という小さな社会の中で彼なりに、
たくさんの経験をし吸収して成長しているように感じるからです。
その一つが「座る」という行動。体が大きいためか、寝返りは早かったもののなかなか座れませんでした。
そんなある日、保育園にお迎えにいくと「座るのが上手になりましたね」と先生の言葉。
家では、私が家事をしている時はうつぶせで遊んでいることが多いので座れることに私が気付けていなかったのです。

家で座らせて遊んでみると、まだまだフラフラしながらも座っておもちゃで遊んでいます。
今まで対大人との環境で生活してきましたが、
対子どもとの生活で日々、視覚からいろいろと刺激を受け、学び取っているようです。
保育園という社会で今からどんな経験をして成長していくかとても楽しみです。 
そして私の大好きな時間。それは息子とのお風呂の時間です。
おたより帳の情報をたよりに「今日はお散歩で電車をみたんだね」「ご飯をたくさん食べたんでしょ」と
お話しながらスキンシップをとっています。
もちろん、まだお話はできませんが、私の顔や口元をじっと見て話をきいています。
息子の姿や様子から気が付くこと、学ぶこともたくさんあります。
これからも、今のこの気持ちを忘れずに仕事や育児に向き合っていきたいなあと考えています。
そして毎日の仕事と家事・育児で時間に追われていることもありますが、
できるだけゆったりとした気持ちで過ごすことができたらいいなあと考えています。
まだ新米母親ですが、母親になって保護者の皆様の大変さも理解できたように感じることもあります。
このような経験を保育現場でもいかしていければ・・と感じている毎日です。

(谷本)