Column

子どもには子どもの人生があります

秋になり、年長児が小学校へ健診に行く季節になりました。

それぞれの小学校へ行き、挨拶したり、健診を受けたり、子ども達もドキドキです。

それに加えランドセルを買ってもらったり、家に届くDMなども含め、徐々に小学校への準備が進んでいます。

そのため年度後半の今、いろいろな雰囲気から年長児は小学校へ行く憧れと不安で、何となく浮足立っているようです。

私達職員は、保育園にいる間に法人の保育目標である

◎基本的生活習慣の自立

◎自主性・自発性の確立

◎社会性の確立

を出来るだけ獲得してもらい、小学校へ送り出したいと思っています。

【基本的生活習慣の自立】

 ⇒自分のことが自分で思う通りに出来る!

 当たり前のようですが、こんな嬉しくて素晴らしいことはありません。
 私達が普通に出来ることを全ての人が出来るとは限らないですよね。

 子どもにとっては正に、身辺自立が出来ていることで自信にもなり自然体で過ごせます。

 だからこそマジョラムになったら尚更、自分のことが自分で出来るために、私達大  人が声を掛け、促さなくては、と思います。

 例えば…クッキングで使うエプロン・三角巾は自分でリュックに入れていますか?

     傘をクルクル巻いて一人で留めることは出来ますか?

自分の荷物は自分で持っていますか?

 これを普段からやっていると「足りない物や忘れ物をしていないか考えたり、周りを見回すクセが付く」と思います。

【自主性・自発性の確立】【社会性の確立】

 ⇒自分の想い(気持ち)を言葉に出せることも自立の1つですね。

  例えば…「トイレに行きたい」とか「○○を忘れた」など自分から言える。

      誰にでも挨拶や自己紹介が出来たり、その時々の礼儀がわかる。

      やりたい事を表明したり、相手と折り合いをつけることが出来る。

これも普段から大人が「こう言うといいよ」など、その時々の言い方などを教えてあげるのも大切ですね。

 さて、親としては保育園に通っている間に徐々に【子離れの気持ち的準備】をしましょうね。

2歳ぐらいまでは子どもと「一心同体」という感覚が強いかと思いますが、幼児にもなると「この子はこの子だ」と思えるようになる方も多いと思います。

小学校からのお知らせは保育園ほど細かくないので、親も自分で考えて用意しなければならないことが増えます。

親も『子離れする意識=親も自立』を自分の中に少しずつ育てていって下さいね。

                                       (加賀谷)