Column

水の大切さ

皆さんは普段【水】に対して、どんなイメージをお持ちですか?
今回は『水の大切さ』について一緒に考えて頂きたい、と思い書き記します。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、世界の中で水道から水が出る、という国は196ヵ国の中で15 ヵ国あるかないか、だそうです。
ビックリしませんか?
普段私達が何気なく、意識もせず、ジャーっと出して使っている水道水。
日本はナント恵まれた国なんでしょう!
以下はインターネットから引用していますが、無意識に水を使うのでなく、恵みに感謝して使わなくては、と改めて考えさせられます。

世界人口77 億人(2019 年時点)のおよそ10%にあたる7億8,500 万人は、今も基本的な水道サービスを受けることが出来ていないそうです。(2017 年時点)。
また世界人口の5 人に2 人は、自宅に石鹸と水を備えた基本的な洗面設備を持っていない、というのが現状です(2017 年時点)
日本では1 人が1 日に飲む水は、1ℓから2ℓ。
トイレや入浴、洗濯などに使う水道水は、多い人で400ℓ。
そして、毎日食べる食料の生産には、雨水を含めて2000 から3000ℓの水が使用されています。

問題:( )に当てはまる語句をカタカナで答えなさい。(桐朋中学校 2020 年 改題)
水資源の豊かな日本ですが、実は多くの「水」を輸入しています。例えば小麦の多くを輸入していますが、小麦1 ㎏を生産するのに約2000ℓの水が必要とされています。
つまり小麦を栽培するために消費した水も、実際には輸入したとみなすことができます。
これを仮想水、もしくは( )ウォーターと呼んでいます。

答えは【バーチャル】だそうです。
『バーチャルウォーター』という概念を知った今、農産物だけでなく、服を作るにしても、工場でも大量の水を使うことを思い出させてくれましたね。
一方、汲んできた水を飲んで命を落とす、という国の人は大変多く、途上国への水に関する支援は、差し迫った課題です。
また、SDGsの6番目の目標は『安全な水とトイレを世界中に』です。
飲料水だけを解決すれば良いわけではなく、水道がない国、水道があっても下水がない国などは「安全なトイレ」も出来ません。

世界中が水資源の問題解決に取り組み、安全安心な生活が出来るようにしたいですね。
国土の2/3が森林という水が豊富な日本ですが、この恩恵に感謝し、子ども達に伝えていきたいです。
水をたくさん使う夏。ご家庭でもぜひ【水の大切さ】について話しをしてみて下さい!(加賀谷)