Column

伊勢へ研修に行きました

12月初め、法人の研修で伊勢神宮と伊勢市内の保育園の見学に行ってきました。

実は理事長の大江恵子が、8月に同じ行程で行き、とても感銘を受け「ぜひ園長や法人リーダー達も行った方がいい!」と勧められ実現したものです。

まず1日目、市内の保育園2園を見学。

どちらも広い園庭に築山やハーブなどさまざまな種類の植栽、井戸水を利用したビオトープ(水辺の生態系を人工的に再現したもので、メダカなども飼っている)など、趣向を凝らしていました。

その植栽を制作や自然物遊びに使っていて、自然の恵みに溢れる園内でした。

室内では、0~2歳の乳児は学年ごとの部屋になっており、3~5歳児は縦割りのクラスでした。

丁度、午後のおやつ前後の時間で、子ども達はクラスでさまざまな積み木系統の遊具や、ごっこ

遊びなどで自由活動を楽しんでいました。

また、子育て支援も積極的に取り組んでおられたので、環境などマネ出来ることは取り入れて

いこうと思います。

 さて2日目の伊勢神宮には公益財団修養団の 寺岡賢 氏に案内して頂きました。

伊勢神宮の成り立ち、基本的な参拝方法や参拝の意義、神道と宗教の違いや歴史的な背景、特に

戦後どのように世の中が移り変わって今のような神社の形態になったか、など…

また、伊勢神宮が日本で一番上位の神社で、何千年も同じことを絶え間なく行っているそうです。

例えば、神主さんが毎日身を清め、少し離れた所の湧き水から汲んだ水でお米を蒸し(炊く、ではなく)天照大御神様に捧げている。

なぜなら大昔は食べるものに苦労し、飢餓ゆえに国が栄えないこともあったので、そういう苦しみがないように、天皇と伊勢神宮に従事している方々が毎日祈られているそうです。

その他、多岐にわたって心に沁みるお話しを、たくさんして頂きました。

特に印象に残った内容は…

 ◎【人として大切なこと】⇒人のために生き、人のために尽くす=『利他の精神』。

  つまり、何に置いても『誠を尽くす』ことが大事。

 ◎自分の使命を全うする。(私達は保育士なので)子ども達のため、保護者の皆さんのため、

更には全ての人のために自分の力を尽くす。

 ◎子どもには、まずは正しい『形』を見せて教える。

  (例えば、道具の使い方、言葉、行動、挨拶やコミュニケーションなど、子どもは知らない

   ので、正しい方法を伝える)

 ◎また、『教え過ぎず、見て学ぶ』ことも大切。

言い過ぎても反って自分で出来ない子になるので「この子は必ず成長する!」と信じて待つ。

 ◎前述のように、伊勢神宮では変わることなく同じことを繰り返し行っている。人は決めたことでも時が経つとブレてしまう場合が多いので、【心のふるさと】として原点に返るつもりで、

  伊勢神宮に帰ってきて下さい。

『一生に一度は伊勢参り』とも言われています。

2023年、今年はウサギのように飛躍するためにも、行ってみてはいかがでしょうか?                    きっと得られるものがあると思います。                   (加賀谷)