Column

法人研修に参加して

先日、私達の法人の全体研修会がありました。
毎年行っていますが、今年は関東で総勢160名ぐらい。
それに福岡から数名が参加しています。

今年の法人テーマは『つながり』。
職員皆で良いコミュニケーションを取り、
これからも子ども達のため、保護者の皆さんや地域のため、
そして自分達のために力を合わせていこう!という学びの場でした。

プログラムは…
各園の取り組み発表(毎年3月の保育参観で保護者の皆さんに見て頂いているパワポです)と、
平松 愛理さんのコンサート。
そして外部から講師を招いての講演です。
今回はコミュニケーションデザイナーの井上 敬一さん((株)FAKE代表取締役社長)の講演。
その後は以前から清香会がお世話になっている古賀 真さん(プルデンシャル生命保険(株))と
井上さんの対談を聞きました。
第1部の各園の取り組みでは、中野からは栄養士 山田先生の『食育活動』の発表でした。
昨年の活動(食材に触れる⇒種類ごとの果物や野菜の展示・魚を子どもと買って捌く、
きのこ栽培・味噌と梅干し作り…など書ききれず)を中心に以前からの取り組みを含めて話をしました。
各園の発表が終わると職員投票があるのですが、山田先生の『食育活動』が1位に選ばれました!
子ども達の「これ何?」とか、あまり好きじゃない食材にも興味を持たせるために栽培をするなど、
多岐に亘って提示していったことが、結果になったのだと思います。
第2部は楽しく華やかな平松さんのコンサートと、コミュニケーションの事例を交えての、
元気になれる楽しいお話でした。

その中で特に印象に残ったのは…
・「知っている」ではなく「出来ているか考える」
⇒本当に相手のためを思うなら、それが相手にとって出来ているのか、が大切。
 そして相手に伝わったことが真実である。
・コミュニケーションの目的は人に好かれること。
⇒コミュニケーションが良く取れることで、チーム力が高まり、人が育ち、相手に喜ばれる。
 仕事の上では、これが貢献となる。
・コミュニケーションには「話す」「聴く」「無言」の3つがある。
⇒「無言」…アイコンタクト。笑顔で頷く。メモを取ることも大事な時がある。
 「聴く」…話し上手より聴き出し上手になろう=自分の話より相手の方が半分以上になるように。
コミュニケーションとは人を認めること。相手の気持ちをわかってあげること。
人は一人で生きているわけではないですね。
相手に興味を持って、人として相手を大事に思うことがひいては自分も大切にされる、ということかもしれませんね。
モンテッソーリも子どもに対して「愛と尊敬と謙遜を持って接しましょう」と言っていますが、
そうやって大切にされて育つと、人のために頑張れる平和な人間関係を築けるのでしょう。
ぜひ、私達大人から見本を見せていきましょうね!

(加賀谷)