姉妹園の強み
今年度、私たちの園とパートナーを組むのは西原りとるぱんぷきんずです。
パートナーとは、姉妹園10施設の中でペアを作り、日々の園の運営について情報交換をしたり、こんな時どうしてる?と
相談し合う関係です。
「パートナー巡回」というものもあって、パートナー園の職員が互いの園に出向き、環境や保育を客観的に観察して、
より良い園運営が出来るようにアドバイスをし合います。
そんな中、今年度はじめての取り組みとして、先日パートナー合同研修を企画しました。
==================研修内容================
●福岡研修に参加しての共有
今年の2月、各園から一人ずつメンバーを選出して福岡のぱんぷきんず2園の保育と生活発表会の見学研修に
参加しました。
異年齢保育が確立されている福岡での保育の工夫や環境設定、発表会での大道具や衣装の工夫を現地に行った職員から
写真や動画を織り交ぜながら共有してもらいました。
●園外保育時の共通理解や活動の広げ方
興味関心が広がるお散歩はみんな大好きです!でも、戸外に出るということは、それだけリスクもあります。
公園に到着後、高円寺の職員は「安全に活動を始めるためにビニール手袋でタバコの吸い殻を拾っている」という
話から、「ガラスが落ちていると拾う時も危険だから、今度からはトングを持って行くのはどう?」など、
アドバイスし合う場面もありました。
●「丁寧な保育」を深める
以前のコラムでもお伝えした「立ち止まって挨拶する」ということも丁寧な保育のうちの一つだと考えています。
それは、大人の所作や仕草を子どもはよ~く見ているからです。
人や物に対して、丁寧に関わるということはどういうことなのかをディスカッションしました。
今回、経験年数やクラス、園の垣根を越えてディスカッションを多く取り入れました。
長い間、同じ園で仕事をしていると、そのクラスや園の固定概念、イメージに捉われてしまって、思考の幅が
狭くなってしまう、ということもあります。
置かれた環境が違う人と交流することで新たな気づきが生まれたり、「そう聞かれると、確かに何でだろう?」と、
普段の保育を見つめ直す機会にもなります。
西原は子どもの数が高円寺の2.5倍!職員の数も倍以上です。
それだけ違った環境だからこそ、悩みや工夫の方法も様々。
園が違うからこそ出来ることも(それぞれの園の強みですね!)園が違っても変わらない大切なことも、
こうして話し合いをすることで見えてきました。
(尾池)