~心を豊かにする~
私事ですが、以前研修を受けた中で偉人の言葉や論語を紹介してもらい、学校の授業等で聞いたことのある言葉があり、他にはどのような言葉があるのか興味を持ちました。
論語を調べてみると、言葉の意味、難しい言葉にそこにはどんな意味が込められているのかを知りたいと思ったところ『ドラえもんのはじめての論語』を講師よりご紹介いただき、読み始めるようになりました。
1日があっという間に過ぎていく中で、論語を声に出して読み、言葉の意味を知ることで、改めて自分自身を振り返るきっかけとなり、論語は人の
心の基礎をつくってくれるものだなと感じました。
そこで、日頃の保育の中でも子ども達に伝えていくべき大事な部分があるな…と感じました。
例えば、友達とトラブルがあった時には「謝って!」と注意をするだけではなく、相手の気持ちを考えられるように関わったり、互いの思いを言葉で伝えられるように関わっています。
時には友達のせいにしてしまうこともあると思いますが、相手のせいにするのではなく、相手の気持ちを想像し、自分だったらどう思うのだろう?と自分の気持ちを見つめなおすことで、考える力や心の基礎を育んでいくきっかけになればと思います。
優しさや誠実さは目に見えるものではありませんが、人として、人間関係を構築する上で大切なことです。それを育んでいくものはよき言葉です。言葉との出会いは人生を豊かにしてくれます。
園テーマにある感謝から論語を1つ紹介します。
子日わく、
「仁に当たりては、師にも譲らず。」
意味:孔子先生がおっしゃった。
「仁について話したり、仁を実行するときには、たとえ先生に対しても
遠慮することはありません。」
※仁…おもいやり
思いやりや優しい気持ちは人それぞれです。感謝の気持は思うだけではなく、心を込めて「ありがとう」と伝えたり、いつもの言葉に一言を添えたり、手紙を書いて伝えていくことが私なりの表現だと感じました。また、たくさんの方々(子ども・保護者・職員 等)に支えられていることに感謝の気持ちを伝えられるようにしていきたいと思います。
書いてある言葉は難しいですが、人間関係の基礎を育んでいる子ども達に伝わる言葉で感謝やおもいやりのあり方を知らせていきたいと思います。(阿部)
参考文献:ドラえもん はじめての論語