Column

『瞑想』をすると良いことがたくさん

 清香会の職員は多くの研修に参加しています。例えばマナー研修では社会人としてのマナー、人と

接する上で気を配るべき身だしなみなど。法人内の研修では、あるて、ネイチャー、食育、

モンテッソーリ教育など、保育の専門性を高めるための研修も多くあります。

その中で、外部講師の本田ゆみ先生の研修に参加し、学んできたことをご紹介したいと思います。

(本田ゆみ先生は都立駒込病院脳神経外科部長の篠浦伸禎先生とのコラボレーションにより、『脳科学』と『瞑想』を組み合わせたブレインストレッチを発案した先生です。)

今回は、職員も実践している『瞑想』についてお話します。

 

携帯電話やテレビなど、さまざまな情報を得ることが出来る現代社会では、目や耳からたくさんの情報が入ってきます。そのため脳は忙しく働き、休まるのは寝ている時のみ…と言っても良いくらいです。

脳が疲れているとどうなるでしょうか?ずっと情報を受け取り続けていると、マルチタスクになり、

「あれもやらないと」「そういえばこれもやっていた!」と、一気にいろいろなことに手を出してしまいます。そのような状態だと、子どもが準備しているところ、ついつい急かしてしまったり、

ちょっとしたことで怒りすぎてしまったり…寝顔を見て「自分はだめな」「怒りすぎてしまったな」と

自己嫌悪してしまうこともあると思います。

もし、思考整理が出来ていたらどのような良いことがあるでしょう?

例えば…  ・優先順位が立てられる。 ・自分に自信が持てる。

      ・集中力が高まる。    ・物事をポジティブに考えられる。

      ・ストレスが軽減される。 ・幸福感を感じられる。

 

いつも働いている脳を、ちょっと休めることで、上記のような良い効果があります。

では実際どのように休めるかというと…

①   目を閉じて、目から入る情報をなくします。

②   意識を呼吸に向け、余計なことを考えないようにします。

③   鼻から息を吸い、口から長く息を吐きます。

これを繰り返しおこなうことで、セロトニンが出ます。

(セロトニンは精神安定、怒りが落ち着くなどの効果をもたらしてくれます。)

 

私達もお昼の休憩時間や会議の前、研修の中などで取り入れ、一度心を落ち着かせています。

同じように、子ども達にも園生活の中で「静粛練習」を取り入れています。

「静粛練習」というのは、少しの間目を閉じ、どのような音が聞こえるか、ゆったりとした時間を

過ごすことで気持ちを落ち着かせることが出来ます。

お母さん、お父さん方も瞑想をすることで、おうちの中でも効率アップに繋がります。例えば、家事の優先順位が立てやすくなったり、子育てに更に前向きに取り組めるようになったり、集中して短時間で掃除が終わるようになったり…良いことがたくさんあります。

 ぜひおうちでもお子さんと1分からでいいので、一緒におこなってみてくださいね!