Column

男性発信の新たな取り組み

社会福祉法人清香会には現在、男性職員が14名在籍しています。保育士、用務員、事務員・・・立場はそれぞれですが、『子どもたちのために何ができるか』を常に考えながら働いています。そんな中、昨年度から男性職員が実践する新たな取り組みが始まりました。『集団遊び』『ネイチャーゲーム』『科学』の3グループに分かれ、子どもたちに定期的に活動をおろすというものです。

今回は、簡単に各グループの内容をご紹介したいと思います。


『集団遊び』

 言わずと知れた、子どもたちに人気の集団遊びです。各学年の発達に合った新しい遊びを実践しながら、集団遊び一つひとつの本来の目的を職員に伝えます。例えば『おにごっこ』。メジャーな遊びですが、

瞬発力、敏捷性、空間認知能力、先を読む力などが育まれます。

このように、遊び毎に目的や育つ内容も違いますので、そこを明確にすることでより現場に活きる遊びを行うことができます。


『ネイチャーゲーム』

 草花、動植物、天気など、普段何気なく見逃しがちな自然にピントを当ててじっと観察をすることで

気付きの機会としたり、匂いを嗅いだり触れることで五感を育みます。『フィールドBINGO』『森の美術館』『カモフラージュ』など、さまざまな自然体験プログラムがあります。

※フィールドBINGOは4月に浜町公園で年長さんと行いました。ブログに載っていますので、ご覧ください。


『科学』

 子どもたちの「なんでだろう?」や「知りたい」の気持ちを大切に、『浮沈子』や『水の実験』などを行っていきます。幼児期にさまざまな実験を行うことは、小学校の理科への導入にもつながります。

また、実験を行う前に、どうなるのかを予想してみんなで話し合ったり絵を描いてみることで、探求心や想像力を育てていきます。


上記の3グループの活動を、一年間行っていきます。

私は主任という立場になり事務仕事も多く、日頃なかなか子どもたちとかかわる機会はありませんが、子どもたちと遊ぶことが本当に大好きです。入園・進級式では「面白い話や怖い話が得意です」と自己

紹介をしましたが、話をするだけではなく、さまざまな活動を通して子どもたちにたくさんの『楽しい』を提供していきたいと思います。

まだまだ女性社会の保育現場ではありますが、今後ますます張り切って男性パワーを発揮し、保育を盛り上げていきます。活動の様子はブログにもアップする予定ですので、是非ご覧ください♪


(中野祐貴)

2018年6月