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保幼小合同研修会に行ってきました

日本橋地区の小学校・隣接している幼稚園の先生方、近隣の区立園、私立園の職員が集まり、情報交換を行う研修会です。この中で保育園の紹介コーナーがあります。今年度は日本橋地区の先生方に向けて、スライドを使って私たち十思保育園の紹介をしてきました。

この研修会は毎年行われていて、話し合う内容は小学校への接続が主になります。

そこで話し合ったことに基づいて、保育園でこれからどのように子どもに成長を促していけばいいのか?いつも振り返ることができます。これから小学校へ進学する年長さんの保護者の皆様の参考になればと思い、内容の一部をご報告したいと思います。


小学校の先生方が感じている、小学校に上がるまでにできるようになっていてほしいこと

・自分のことをきちんと言葉で伝える⇒言えなくて手を出してしまうことのないように。

・立って靴を履けるようになってほしい。

・洋服の着方(制服の手首のボタン)が自分でできる。

・先生との会話の仕方を意識する。

・どこでも誰とでも挨拶をすることができる。

・液体のりを使えるようになってほしい。(調節が難しいため)

・食事のマナー(犬食い、左手添えない、箸の持ち方、偏食)

・自分の持ち物を整理できるようになってほしい。⇒学校では個別配慮できない。

・トイレのタイミング(いっていい時間)がわかり、自分で行けるようになる。

・言葉を最後まで伝える「お茶」「トイレ」などではなく。「お茶ください。」「トイレに行きたい」など…

・トイレの使い方(和式、立便器)がわかり使うことができる。


このようにたくさんのことが出てきました。ほとんどが生活習慣についてのことでした。

読み書きよりも自立の面を重視して指導・援助していかなければいけないと感じています。

言葉の使い方なども小学生はとても上手です。敬語で話すことも、まずは周りの大人が見本を見せていきたいですね。そして、生活の部分ではついつい手を出してしまいたいところでしょうが、そこが我慢のしどころです。できるまで「待つ」をやっていきましょう。

年中以下のクラスのお子さんもいずれは小学生になります。家庭でできることを少しずつ始めていくのもよいかもしれません。


十思保育園の保育目標は

・基本的生活習慣の自立

・自主性、自発性の確立

・社会性の確立

 

日々の保育の中で大切にしていることが子どもの成長につながると信じ、今後も職員一同関わっていきたいと思います。


(竹田)

2018年3月