2017年11月 「小林佑希さん講演会を聞いて」

    去る6月30日、法人でお世話になっている研修講師の先生のご紹介で、
    職員研修としてサッカーオランダscヘーレンフェーン所属小林佑希選手のお話を聞く機会がありました。

    小林選手のサッカープロとしての心の持ち方・あり方のエッセンスを、
    私達職員に魂で語りかけてくれた熱く密度の濃い時間となりました。

    主なテーマは、人として自分の力をいかに信じ、高い目標を掲げてそれを究め続けるかというものでした。
    それは、私達保育の専門家として仕事を追求する者にとっても、大きな刺激を与えられるものでした。

    その中で、私達にとってとても興味深く感じられるエピソードがありました。
    それは、小林選手の子どもの頃の話で、
    彼はとてもやんちゃな(それも並外れてというレベルの)男の子だったということでした。
    しかし母は彼の全人格を受け入れて、その長所が伸ばせる幼稚園がないか苦労して探しあて、
    のびのびとした中で育てられたというのです。
    何をするにもサッカーボールを手放さず、好きなことに思いっきり取り組むことができる幼年期を送ることができたと、
    彼はそのことで、とても両親に感謝をしていると話していました。

    やはり、子どもにとって大切なことは、やりたいことを思いっきりやれる環境が必要だということでしょう。
    何事にも集中してやれる環境とやりたいことを認めてくれる人(親、先生)の中で、
    自分の可能性を十分に伸ばすことができるのです。
    そして自己肯定感をたくさん得て、それが自信になっていくのだと思います。
    子どもにとって大人の影響はとても大きいのだと、改めて実感しました。
    そしていろいろな大人やたくさんの友だちと関わる中で、
    やっていいことと悪いことを覚え、自分で判断し、自分を律することができるように、
    自分で考えて行動することができるように、ご家庭も私達保育者も子ども達を導いていくことが大切なのだと思いました。

    最後に、サッカーで頑張っている若い選手の話を聞いて、
    私達も社会人として真剣に仕事に向き合うことの大切さを学ぶことができました。
    プロサッカーの世界は、いつ首を切られてもおかしくない状況の中で生活をしているそうです。
    そんなプレッシャーの中で、いつも自分の心をコントロールし、前向きな考えで進む。
    目標を高く持ち、それに向かって計画を立て実行する。
    心も強くないと出来ないことだと思います。
    これからも、小林選手を応援していきながら、志を高く頑張っていこうと思いました。

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