「人生はあなたがきめるしかない」

    先日、研修に行かせていただいたのですが、
    その中で、元アップル・ジャパン代表取締役社長の山元賢治さんのお話しがありました。

    アップル・ジャパンと言ったら、誰もが名前を知っている会社ですね。
    どんな話が聞けるのだろうと、楽しみにして行きました。
    今回は、その中で私が印象に残ったことをお伝えします。

    海外から見ると、日本は良い国だと言われることも多いとのこと。
    ・医療や医薬も整っており、親切に接してもらえる
    ・食べ物や水がとにかく衛生的に整備されている
    ・安全、安心の国
    ・戦後の鉄道、道路の整備はものすごい
    などなど
    私たちは、当たり前のようにこの恩恵を受けているので、そこまで思ったりしていないのかもしれませんが、
    海外の方々からは日本は、本当に良い国だと思われているようです。

    そんな日本ですが、最近は少し様子が変わってきているようです。
    GDP3位、幸せな国ランキング53位、個人生産性20位など・・・、
    普通の国になってきてしまっているようです。
    ちょっと悲しいですね。

    私たち大人ができることは何でしょうか?
    親として、保育士として子ども達に何ができるだろうか?と考えました。
    山元さんは、「人生はあなたが決めるしかない。今は誰かに自分の将来までも教えてもらえると思っている人が多い、
    考えることしか将来につながる道はない」と言っていました。
    考えることは、本当に大切です。

    保育園でも、子ども達には「どうしてこうなったと思う?どうしたらよかったかな?」などと問いかけることも多いです。
    子ども達も、一生懸命考えて自分なりの答えを導きだそうとします。
    その際に、今までの経験が役に立ちます。そういえば、前にこんなことを言われたな~。
    こうするといいって先生が言っていたな~。
    お友達がこうしたら喜んだな~。などと考えます。
    そして、出した答えを認めたり、違った場合は一緒にまた考えます。

    将来、子ども達はどんな職業につくのでしょうか・・・。
    やりたいことを早くから見つけて一直線に進む子、
    さまざまな経験を積み重ねながらやりたいことや役立つことを見つけていく子とみんな一緒ではありません。
    大事なのは、自分がどう考えどのような判断をし、どう責任をとっていくのか?なのではないかと思います。
    人は、親に産んでいただき、この世に生を受けますが、将来は自分が社会の役に立つ人間になり、
    精一杯がんばる!!
    これが、人生を豊かにすることなのではないでしょうか?
    どんな職業につくかは、それぞれ違うと思いますが、どんな場所でもしっかりと大地に根をはって、
    輝き続けることができる人になってほしいですね。
    自信をもって、自分の人生は結構楽しいよ・・・と言えるように。

    (岩澤)

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