2021年2月 「~ アプリと私と雑誌 ~」

    今やほとんどの方が持っていることが当たり前の携帯電話。
    これも昔に比べるとコンパクトでいろいろな機能も増え便利になっています。

    感染症の影響もありますが、iPadやPCを使ってのリモート機能で、会議・研修、とどこでも仕事が出来るようになり、住む場所や仕事をする場所が選べるようになった方もいます。

    そこで「選ぶ」という私の体験談と保育についてお聞きください。

    現在、妊娠中の私は、夫と、お腹の子の情報を共有するために“トツキトオカ”というアプリを使い

    自分の体調や体重、今日の気分などを記録したり、週数に合った情報を得ています。

    初産なので知らないことが多いため、アプリや雑誌から情報を得ていますが、その中で1つ迷ったことがありました。

    それは、“妊娠中に食べて良い物と控えた方が良い物の違い”でした。

    【赤ちゃん雑誌】→「レバーはビタミンAが豊富なため摂取量は4gまで」

    【アプリ】→「貧血になりやすい時期なのでレバー、ひじき、あさりを食べましょう」

    この2つの違いは…?

    レバーの摂取量が明確にされているか、されていないかです。

    焼き鳥1本が約20g。すると4gだと摂取量を軽くオーバーしてしまうので、少量しか食べられないということになります。

    そこで私は「食べたいけど食べられないんだな…」というように受け取りました。

    病院の先生には特に聞いていませんが、母は「食べても大丈夫よ」と言います。

    この1つにしても、いろいろな情報から総合的に考えて「食べても良いが、毎食毎回たくさん食べるのではなく、時々であれば大丈夫だろう」などと判断する必要があります。

    現代では、情報収集をする手段がいくつもありますね。

    アプリや雑誌、インターネットで調べたり、人に聞くなど情報源はいくらでもあるのですが、そこから何を知識として受け取るのか、自ら一番合うものを選択することを改めて感じました。

    さて園では、今年度から【選択制保育】に力を入れています。

    幼児クラスでは縦割り活動の際に選択肢をいくつか用意し、『ネイチャーゲーム』『さくらんぼリズム』『科学』『あるて』など、さまざまなものの中から子どもがやりたい活動を選んで参加します。

    モンテッソーリ教育には『自己教育力』という言葉がありますが、『自分が成長するために、今どんな活動が必要か』を子ども自身が知っている、ということです。

    つまり子どもが自ら選択し、行うことで成長するのです。

    「乳児には選択はまだ難しいのではないか?」と思う方もおられるかもしれませんが、例えば「午後の

    活動時間を、園庭と室内どちらで過ごすか」などの問いかけで、「今日は園庭で遊びたい」と自ら行いたい活動を選べる子もいます。

    今後も選択制保育を通して、『自ら選び主体的に行動する力』を育んでいきます。  (ソム)

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