2020年9月 「~Rhymoe(ライモー)~」

    昨年度の終わり頃から、法人で新たに「英語に親しむ活動」ライモーを取り入れています。

    このプログラムは、英語を話せるようになるための土台作りとなります。

    英語のリズムというのは、ボールがポンポンと弾むような『バウンシングリズム』です。

    これに対して、日本語のリズムは足を一つひとつ踏みしめるような『ストンピングリズム』です。

    つまり、日本人が欧米他世界の人々に通じる生きた英語を取得するためには、身体の動きを用いて、

    英語の『バウンシングリズム』と共に取得することが効果的と言えます。

    Rhymoeとは、Rhythm(リズム) × Movement(動き) × English(英語)の3つを組み合わせた、『英語の自然なリズムを習得する』ための英語教育プログラムであり、石川良美先生が考案・

    開発しました。

    そのプログラムの指導資格を取った職員が子ども達に指導を行っています。

    Rhymoeには、『ウォーミングアップ』『Bouncing Song』『Action Song』など身体を動かすアクティビティ(活動)と、『Deep Breathing』『Egg shaker』『絵本の読み聞かせ』など集中して落ち着かせるプログラムの2種類があります。

    さまざまなアクティビティを通して、参加する全ての人が楽しく『バウンシングリズム』の動きに

    入っていくので、効果的に身体に沁み込むように構成されています。

    ここで、英語を取得するために大切な心と身体の土台が築かれます。

    子ども達は少しずつ慣れてきており、繰り返し行うことでバウンシングリズムを体で感じることが

    出来るようになってきました。

    レッスンの後にはアクティビティで行ったフレーズやリズムが余韻として頭に残り、覚えたフレーズを口ずさむ姿も見られます。

    バウンシングリズムが良い刺激になることを冒頭でもお伝えしましたが、英語圏の方が英語を学ぶ

    ために作られた教材を使うことにも意味があります。

    日本人が英語を学ぶために作られたものには、日本人がやりやすいストンピングリズムで構成されて

    いる物が多いようです。

    バウンシングリズムが沁み込んだ子ども達に、そういった教材を使うことで、より簡単に英語が入っていきます。

    英語、日本語、フランス語、韓国語…言語でのコミュニケーションは自分の思いを伝えるため、相手の意見を聞き受け止める大切なツールです。

    『どんな言語でも良い、コミュニケ―ションが取れる人になってほしい。そのためのツールとしての

    一つがRhymoe。

    英語を習得するためのリズムだけではなく、コミュニケーションスキルも自然と学ぶことが出来るようになっていく』と石川先生はおっしゃっています。

    そのアクティビティとして、皆の前で一人ずつ名前を言うものがあります。

    初めは自分の名前を言うことも恥ずかしそうにしていましたが、今では堂々と友達の前で名前を伝えています。

    自分の意見や気持ちを言葉で伝える、また、皆が自分の意見を聞いてくれた、という経験を大切に

    「英語ってなんだか楽しそうだな」「Rhymoeって楽しいな」「もっとやってみたいな」と思ってもらえるような楽しい時間にしていきます。

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