2017年12月 「日本の未来の鍵を握るのは?」

    私は今、『未来の年表~人口減少の日本でこれから起こること~』という本を読んでいます。

    一般的に言われていることもあれば、著者の方の持論の部分もあるようなので、
    必ずしもそうならないかもしれませんが、以前よりは未来にイメージをもつようになりました。 

    近いところでは「2025年問題」をご存知でしょうか。
    2025年問題とは「団塊の世代が2025年頃までに 後期高齢者(75歳以上)となることで
    介護・医療費など社会保障費の急増が懸念される問題」と言われています。

    もうあと8年で3人に1人は65歳以上になると予想されています。
    その後も、医療費や要介護の増大、労働者不足、人口減少による空き家の増加、治安の悪化・・などの問題が出てきます。
    20年後ぐらいには火葬場が不足するということもあげられていました。
    そこに書かれている未来は、必ずしも明るくはありません。
    着実に少子高齢化の影響が出てくるようです。

    現在、保育施設の整備が急ピッチで進んでいるのはありがたいことですが、
    それが即安心して子どもを産める社会につながるかというと、そうではないかもしれません。
    待機児童問題で言えば、杉並区では区が力を入れて取り組んだところ、
    保育施設はここ3年間で3倍近くに増えました。
    同様に直接的な少子化対策にも、もっともっと力を注いで欲しいと願います。

    このところ、仕事上では「当事者意識をもつ」ということが大切だと痛感しています。
    未来に生きる子どもたちを育てる私たち今の大人が、
    もっともっと当事者意識をもって考えたら、
    きっとこの本に書かれているのとは違う未来がやってくるのではないか、と期待します。

    また、スマートフォンが普及してまだ10年もたっていないことを思うと、
    思いもよらない発明・発見が生まれてくる可能性は十分にあります。
    そこは人類のもつ想像力・創造力を信じたい気持ちもあります。
    私には画期的な発明などは出来ませんが、自分に出来ることを全力でおこなおうと思い日々過ごしています。

    これからもより一層、
    子どもたちが生きる未来、地球の未来のことを念頭に置いて、
    保育のことを考えていきます。 

    飯塚 佳代子

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