2020年11月 「~ふたつの視点~」

    ~ふたつの視点~

    在園児のみなさん、お久しぶりです。そして新入園児のみなさんは、はじめまして。

    ご挨拶が遅くなりましたが、昨年度12月より産休をいただき7月から復帰しました、尾池舞子です。 

    今年は、「いつも通り」がいつも通りにいかないことが多い年となっていますね。

    私は、産休に入る前まで、「子どもが生まれて少し落ち着いたら、楽しい育休Lifeが待っている♪」と

    妄想していました…

    出産後、すぐに自宅に戻りました。生後1か月が過ぎ、外出ができる頃になると、メディアはどんどん

    コロナ熱を帯び、外に出たくてもなかなか出られない…そんな日々が続きました。

    近所の児童館や区の施設に行けば、子どもの発達のこと、食事のこと、悩みなどを共有出来る(それを

    園で活かせる!こっちのねらいの方が大きかったのですが)と思っていたのに、ことごとく中止…

    家の目の前にあるスーパーとの往復の日々でした。私の思い描いていた育休Lifeと違う…? 

    そんな中でもすくすくと成長していく息子。

    コロナがあっという間に蔓延し、そして少し落ち着きを取り戻しかけた頃から保育園に通いだしました。(姉妹園の高円寺です)

    私の母や祖母からは「こんなに小さいのにかわいそうじゃない?」と言われました。

    しかし私は全くそうは思っていませんでした。

    むしろ、保育園という初めての社会の中で、家族以外の大人やお友達と過ごしながら、たくさんの経験を吸収してぐんぐん成長していくと思っています。

    園の中で一番の下っ端である息子は、すぐに周りのお友達から可愛がってもらえるようになりました。登降園の際には「この子、陽大くんって言うんでしょ?」「今日泣いてたからいいこいいこしてあげたよ~」と声をかけてくれるメリッサさん。(幼い時から、身近にちょっと上のお兄さんやお姉さんがいる

    こと、そして関りを持てることも園の魅力の一つですよね♪)

    成長がめまぐるしい時期ということもあり、先生達からも「お腹を中心に回りだしましたね」「ずりばい速くてびっくりです」「つかまり立ちをしようとして目が離せなくなってきましたね」と声をかけてもらい、息子のことを相談、共有する相手が出来ました。

    保育園に通うことは、息子にとってはもちろん、私の中でもたくさんの気づきや学びを得る機会と

    なっています。

    一番は、「保護者目線(視点)」を持てたこと。

    親の立場になると、どんなことが気になって、どんなことで悩むのかを知ることが出来ました。

    心の中でモヤモヤが広がっていく感覚…だけど、保育士側の視点(気持ち)も分かる。

    お互いの気持ちが分かるからこそ、この気持ちを保育の現場で活かして

    いきたいと思っています。

    今は時短で、なかなかお目にかかれる時がありませんが、

    見かけたらぜひ!お声がけ下さい。

    皆さんと子どものこと、保育のことたくさんお話したいです。今年度もどうぞ、よろしくお願いいたします。       (尾池)

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