2024年11月 「どう伝える?お金の使い方」

    先日、マジョラムの子ども達がお店屋さんごっこをしました。長い準備期間の中で、一生懸命

    お店の商品を作って、せっせと開店準備をしていました。当日、職員から配られたのはお買い物袋と「pumpkin pay」です。最近ではすっかり、この電子マネーの方が子ども達には親しみがあるようです。

    しかしその一方で、形として見えないお金のシステムや、扱い方などを今後どのように伝えていくか、を考える必要が
    あると感じています。

    息子も少しずつお金に関心を示すようになってきたので、使い方をどのように知らせていこうか?

    とSNSで調べていました。以前調べた記事の中に、こんなものがありました。
    アメリカでは「子どもに言ってはいけない言葉」として必ず出てくる言葉があるそうです。それは

                       「お金がないから買えないよ」

                  なぜ、この言葉を言わない方がいいのでしょうか?

    それは買うか買わないかは自分の意思ではなく『お金次第になっている』からです。

    逆を言えば、お金があれば買える、お金がある時はあるだけ使ってしまう、という思考につながりかねない、
    ということらしいのです。

    それでは、代わりにどんな言葉を使うかというと…「他の物を買うから、これは買わないよ」

    「旅行をするためにお金を貯めているから、今は買わないよ」と、買えるからと言って買うべきとは限らない、
    ということを伝えていくそうです。

    そしてもう一つ。上記の方法に加えて実際に今私が実践している方法があります。

    買い物中に「お菓子買って!」とねだる場面、ありますよね。このときの一言が重要らしいのです。
    以下をちょっとイメージしてみてください。

    A:「1個だけ買っていいよ」   B:「1個だけ買うんだよ」

    微妙な言葉の違いですが、意味が違ってきます。前者は子どもの要望に対して、こちらが応えています。
    後者はこちらから指示を出している、つまり買うかどうかを親が決めている、ということになります。
    駄々をこねれば買ってもらえる、ではないということですね。

    「明日のお出かけに持っていくおやつが必要だね、だから今日はお菓子を1つ買うよ」など、子どもが欲しいから
    買うのではなく、必要だから買う、という伝え方になります。

    こういったちょっとしたテクニックだとハードルが低く取り入れやすいですよね。

    このほか、伝え方のニュアンスなどはプロの方に相談してみよう!ということで、先月の懇談会では年長児の親子を
    対象に、外部の方にお金の使い方レッスンをしていただきました。ここでの気づきはまた別の機会にお伝えしますね。
    お金の使い方…奥が深いです。

    うちではこうしてるよ!というお話があればぜひ教えてください。


                                       (尾池)

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