2019年9月 「~「想う気持ち」と「言葉の力」~」

    以前、保護者会等でお話させていただきました言葉の力を、子ども達にわかりやすく伝える

    「トマトの実験」をマジョラムクラスで行いました。

    子ども達とは「良い言葉とはどのような言葉なのか、悪い言葉とはどのような言葉なのか」を

    一緒に考えながら、その言葉を言われるとどんな気持ちになるのかを話しました。

    今回は実験として行ったので、マイナスの言葉を多様することはしないように伝えています。

    言葉の話をすると『○○って言われると嬉しいよね』といろいろな意見が聞こえてきました。

    年齢が上がると使う言葉も増えてくるので、普段自分達が使う言葉は、相手にとって、自分に

    とってどんな影響があるのか、を考えることが出来る時間となりました。

    言葉一つかもしれないですが、日に日に変化していくトマトを見て子ども達もさまざまなことを

    感じたようです。

    嬉しいトマトには「ありがとう」「おいしそう」「いっしょにあそぼう」と声をかけ、

    悲しいトマトには「きらい」「あっちいって」「いっしょにあそばない」など、「もし自分が言われたら

    傷つく」という言葉を考えて言いました。

    無視するトマトは子ども達から全く見えないところに置きました。

    以前、姉妹園で行った時に、無視するトマトを子どもにも見える高さに置いていました。

    すると子ども達が気にしてくれて、本当は声をかけない約束が「元気かな?」と3つのトマトの中で一番気に掛けてしまっていました。

    この時の実験結果は、無視するトマトが一番、ツヤツヤでキレイでした。

    次は嬉しいトマトでこちらもツヤツヤでしたが、悲しい言葉のトマトが腐りかけていました。

    今回の実験ではどうなったでしょうか・・・

    一番ツヤツヤのトマトは嬉しいトマトでした。

    2番目が悲しいトマトで、無視するトマトは腐ってつぶれかけていました。

    子ども達も無視するトマトを見た時には「なんで??」と3つのトマトの大きな違いに驚いていま

    した。

    無視されることが一番傷つくこと=お友達に話を聞いてもらえなかったり、一緒に遊んでもらえなかったら悲しい、と思う気持ちを考える機会となりました。

    子ども達からも「気持ちのいい言葉をかけたトマトのようにキレイでツヤツヤなハートがいいね」と

    いう声が聞こえてきました。

    友達との遊び方や関わり方も年齢によって変わってきますが、言葉の使い方を考え、相手を想う

    気持ちが育ってくれたらと思います。

     この実験は言葉の波長が水分に影響しているのではないか、と言われているのですが、子ども達にかける言葉、声色、声量なども併せて今一度 職員も見直していきたいと思います。

    感性豊かに育っていく子ども達が私達も含めて良い影響を多く感じ取ってほしいと思います。                                

    ※2019年7月11日のマジョラムブログに載っているのでまだご覧になっていない方は

     是非、見て下さい。

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